TOEIC Test900点取得の勉強法

TOEIC900点取得の勉強法
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TOEICTest900突破のリーディングセクション攻略法 4/4

6.こうすればあなたも分速300語オーバーの読解力が身につく!

さて、前章で書きましたように、REM運動を意識的に行うようにして、英字新聞の読解トレーニングを続けて半年ほどが経った時、自分がそれほど、めまぐるしく眼球を動かしてはいないことに気づきました。

 

どういうことかと言いますと、一度に目に飛び込んでくる語句の量が以前より大幅に増えてきたので、目の焦点をこまめに読解の進行方向へ向かって動かす必要がなくなったみたいなのです。Eye Spanという言葉があります。これは、目の前の文字情報やイメージを見るときに、一度にどれくらいの"範囲(広さ)"の情報を取ることができるか、という能力のことです。

 

例えば、私達、日本人の一般的な大人なら、日本語の新聞記事を見ると、このEye Spanはおそらく、平均して、10文字くらいはあるのではないでしょうか。ところが、小さな子供に何か文章を読ましてみると、指を一つの文字の上に置きながら、一文字、一文字、目を動かしていっているのに気づくでしょう。 実は私達の英文読解というのは、そのような幼児が一文字、一文字、目を動かしていきながら、理解していくのとほぼ同様だと言えるかもしれないのです。

そして、前章で述べましたように、とにかく最初は、狭いEye Spanで一語、一語でもいいので文字を追いながら、しかし、少しでも速く目を動かして、速読を心がけるようにトレーニングを積んでいけば、確実に成果は上がっていきます。

 

そして、私の場合は大体、英字新聞講読を開始して、半年くらいすると、かなりEye Spanが広がり、より楽に、速読ができるようになっていることに気づいたのです。

 

そして、再度、TOEICTestにチャレンジしてみました。 結果は、ついに、念願の900点を30点も上回るスコアをゲットすることができ、懸案のリーディングセクションも、455点で、半年前より、70点ほどアップさせることができたのです。

 

この時の、実際にテストを受けてみての感想は、やはり、時間は結構、きつい感じがしましたが、半年前の時のように、3つも4つも長文が読めない、というような状況にはなりませんでした。

むしろ、パート7よりパート5と6により多く時間をかけて取り組むことができ、以前よりしっかりと文法事項に注意しながら、問題を解けたのを覚えています。それでも、その時点では、私の読解力は、まだ、完全に「日本語を介さずに理解できる」というレベルには到達できてはいませんでした。

 

しかし、その前に行って問題集などで計測してみると、読解速度は300語/分を超えていることがわかり、これは、まだまだ、ネイティブの域にはほど遠いとは言え、TOEICTestの問題を制限時間内に全て読み終えるのには十分な速度だということでした。

 

あれから約10年が経ち、私は、今でも、「TIME」と「Newsweek」の購読を続けています。

 

今、私は、自分が分速何語で英文を読めるのかはわかりませんが、今では、理解するのに日本語を介すことはほとんどなくなりました。 もしあなたがリーディングセクションで時間が足りなかったり、語彙不足を感じていて、なかなか高得点をあげられないのであるなら、上述したように、英文雑誌で興味のある分野の記事だけをある特定の期間読むことを繰り返して見てください。

 

半年位辺りからかなりの速度で日本語を介さずに英語を理解し、TOEICTestのリーディングセクションでの9割越えも視野に入ってきます。 また「TIME」と「Newsweek」のどちらを選べば良いの? ということも良く聞かれます。が、はっきり申し上げて「週間ポスト」と「週間現代」程度の違いしかないように思えます。編集長の違い程度しかないのが本当の所ではないでしょうか?

 

但し、日本人に好まれているのは「TIME」で、販売実数もこちらの方が多いようです。 現在、2誌とも以下のリンク先(雑誌専門のオンライン書店『Fujisan.co.jp』)から購読を開始するとキャンペーン適応価格で購読できるようですので、速読力を付けてOEICTestで高得点を目指している方は、チェックされてはいかがでしょうか。