TOEIC Test900点取得の勉強法

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TOEIC(R)Testリスニングで9割正答するための練習方法(シャドーイング練習法)

「シャドーイング練習=リスニング力アップ」ではなかった!!その練習に潜む効果の限界と対策とは?!

TOEICTestのリスニング問題の全100問のうち、前半の31問は、後半の50問のように、問題用紙には何の手がかりもないので、自分の「耳」だけが頼りです。

 

私はかつて、

「自分は耳が悪いのかも」

と真剣に悩むほどに、英語の音を聞き取ることができませんでした。

 

ネイティブの英語を生で聞くような練習は、相当にたくさんこなしたつもりです。 しかし、そのようなイングリッシュ・シャワーの聞き流し練習だけでは、ほとんど効果がなかったようなのです。

結果、この前半の31問で、なかなか80パーセント以上の正解率を挙げることもできませんでした。

 

そんな時、ある練習法を知りました。 シャドーイングと呼ばれる練習法です。

 

シャドーイングのやり方は、いたってシンプルでした。

ネイティブの英語を聞く際に、コンマ何秒か遅れて、彼らの英語をなぞるように、彼らの話す英語をそのまま、声に出して「再現」していくのです。

 

このシャドーイング、通訳の卵達が、養成機関において、ほぼ例外なく行っている練習であり、効果のほどは、その後の彼らの通訳業務で発揮するその実力からも、疑いの余地はありません。 ただ、この練習は、やってみればわかるのですが、ネイティブの英語が速くなったり、長くなったりすると、なかなかついていくのが大変になります。 それでも、この練習を続けてみると、だんだんと、ネイティブの英語の音を正確にキャッチすることができるようになりました。

 

それまでのように、英語を単に聞き流すように「聞く」よりも、キャッチした音を自分の口と声で再現しながら能動的に「聞く」ほうが、英語の音そのものを正確にキャッチすることができるようになるようなのです。

 

さすがは、英語の超一流上級者である「通訳」の人たちが、取り入れている練習法のことだけはあります。 それまで、留学してもほとんど進歩なしだった、英語の音の聞き取りが、なんとか聞けるようになっていったのですから。

 

ただ、もちろん、このシャドーイングという練習法にも限界があると思いました。

 

それは、英語の聞き取りの向上に、効果があることは間違いありませんが、当然のことながら、聞き取った英語の「意味」までは、シャドーイング練習だけでわかるようにはなりません。 そうすると、結局、リスニング自体の能力が本当に伸びている気がしない、というように感じられる人達が多いのもまた事実です。

 

つまり、シャドーイングを通して、英語を音としてキャッチする術に長けていったとしても、その音を意味に「変換」する技術が伴わなければ、実践で使えるレベルのリスニング力には到達できない、という問題があるのです。

 

ただし、シャドーイング練習からは、音を正確にキャッチするための手応えが確実に得られますので、この練習自体は、絶対にオススメできます。 そして、理想的には、このシャドーイングにプラスαの他の練習を加味するようにしてみることです。

 

そのプラスαの練習とは、「英語の意味を把握するための練習」です。

 

それでは、実際に、通訳の卵達が実際に、どのような練習をシャドーイングに合わせて行っているのか、これから見ていきましょう。

1.サイトトランスレーションと和文英訳トレーニングが欠かせない!

彼らが「英語の意味を把握する」ために最も一般的に行っている練習の代表的なものがサイトトランスレーションと呼ばれるものです。

 

聞いたことがある人も多いと思うのですが、これは、一口で言えば、英文逐語和訳、というべきもので、つまり、英文を英語の語順通りに、少しづつ訳していくやり方です。

 

これは、高校時代までに先生から習った英文和訳とは違って、英文を最後まで目を通して、文の後ろから前の部分へ向かい全体の意味を「訳し上げる」ことはしません。 サイトトランスレーションは、通訳者(及びその卵達)がスピーディに英文の意味を把握するための練習方法ですので、訳す際には、英文を意味のまとまりに区切り、そのまとまり毎に、前から少しづつ訳していき、その都度、小刻みに意味を把握していきます。

 

それと並行して、彼らが行うのが、和文英訳のトレーニングです。

これは、文字通り、日本文を意味を変えることなく英文へ組み立て直す練習であり、日英通訳には欠かせない技術ですよね。 これに関しましても、やはり、高校時代まで私達がやっていたやり方とは異なります。

 

高校時代までは、日本語の課題文を見たら、じっくりと時間をかけて、参考書に載っている構文から適切なものを選び、注意深く、文を構築していきましたよね。 それに対して、通訳者が行う和文英訳のトレーニングは、スピードが重要になってきます。

 

そのため、大学受験の時ほど慎重な構文選びはせずに、とにかく、日本文の意味を素早く把握したら、「主語はどれ、動詞はどれ、目的語は、補語は、残りの言葉はどう処理するか」のように機械的かつスピーディに英文を組み立てる訓練をしていきます。

次章でもう少し詳しく見ていきましょう。

2.スピーディな和文英訳トレーニングとシャドーイングを組み合わせてみる!

通訳を目指すための和文英訳トレーニングは、とにかく、話す速度で英作文ができるくらいになることを目指さなくてはなりません。

そうすると、これは、サイトトランスレーションの「和文英訳」バージョンのようなプロセスが要求されてくることになるのです。 つまり、日本文を素早く、英文の語順に並べ替えて、意味のまとまりに細かく区切り、その各語句を前から後ろに次々に和文英訳していくのです。

 

なるべく難しい構文や語彙は避けながら、できるだけスピーディに、この作業を行う訓練を重ねていくことで、次第に、相当、英語力が強化されていくことになります。

 

この和文英訳練習で、ある意味を伝える際の、それに適した英文の素早い組み立て方が正確に学べるためです。 そして、このようにして、素早く英文を組み立てることができるようになっていくことこそが、実は、英文の意味を素早く把握するうえでも、とても大切なことだったのです。

 

自分で英文を組み立てられるようになることで、英語を話す上でも効果が上がるばかりか、相手の話す英文の組み立ても容易に理解することができるようになり、リスニングをする際におおいに役立つのです。

 

そこで、私は、普段の練習で、このスピーディな和文英訳練習とシャドーイングを組み合わせてみることを強くオススメいたします。 シャドーイングを通じて、正確に英語をキャッチでき、リズム良く流暢に、しかも、正確な発音とイントネーションで話すこともできるようになり、それに加えた和文英訳練習では、英文の意味を素早く把握することができるようになり、リスニングの際の強い武器となる。

 

こうなると、もう、TOEICTestのリスニングセクションは、前半の31問だけではなく、後半50問も、その問題用紙の問題文や四択の選択肢の英文を素早く理解できるようになるので、得点を上げることが可能になるでしょう。

 

実際に、「スピーディに和文英訳し、それを発音するトレーニング」を当校の生徒に普段、行ってもらった所、1 番成果を上げた人で、3ヶ月程度でTOEICTest100点アップ、またゆっくりながらも、1年足らずで、 入校時、TOEICTest470点だった、中野さんは、800点まで、スコアを伸ばし、リスニングセクションでは、9割を正答するまでに英語力がつきました。

 

彼らに使っていただいた教材(英語筋力増!教材)は、忙しい社会人でも、継続できるように、1日20分のトレーニングで、1日分の課題が終了するように構成されています。  

 

もし、あなたが、時間切れで、本来の力を発揮できずにいるのならば、「英語筋力増!教材」をお薦めします。