TOEIC Test900点取得の勉強法

TOEIC900点取得の勉強法
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TOEIC(R)Testで900点を短期間で突破するための意外な方法その3

5章.TOEICTestレベルの英文をスピーディに理解できる能力を短期間で養成する方法!

私がまず考えたのは、

「英文を英語の語順のまま、一回で理解することをめざそう」

ということでした。

 

自分がなぜ速く英文を理解することができないのか考えて、1つの結論に行き当たったからです。 それは、英文を読む時に、いちいち日本語に訳しながらじゃないと理解できない、ということでした。

 

また、長い英文や複雑な構成の英文を読解しようとすると、一旦、英語の語順通りに英文を目で追った後で、2度も3度も、繰り返し、後ろから前へ「訳し上げる」という行為をしないと、意味が取れないことが、しょっちゅうありました。

 

そのため、意味を最終的に把握するまでに、かなり時間がかかることになってしまっていたのです。 そこで、考えたことが、「英検2級レベルの英文を、英語の語順のまま、一回で理解できるようにしよう」ということでした。 すでに説明しましたように、TOEICTestでは、辞書を引いたり、文法書を調べたりしないと読解できないような難解な英文はまず登場しません。

しかし、それほど難解とは言えない英検2級の出題英文であっても、「速く、しかも、1回読み下すだけで理解する」となると話は別です。

 

以下は、実際の英検2級の出題英文です。あなたは、この英文を語順通り、1回読むだけで理解できますか?

By the early 1970s, only a small percentage of the Pequot tribe remained on the tiny territory that still belonged to it. Many of the tribe had left to find jobs, while those who stayed could only find low-paying work.

どうですか?そんなに簡単な話ではないですよね?

 

このレベルの英文をスピーディに理解できるようになるためには、英文を見たときに、徹底的に、語順通り、前から後ろに向かって、読むと同時に内容が理解できるようにならなくてはいけないのです。

 

それはすなわち、以下のように解釈していくことと言えます。

By the early 1970s,/(1970年代初頭まで) only a small percentage of the Pequot tribe remained/(ピーコット族のわずかに数パーセントだけが留まった) on the tiny territory/(その小さな領土に) that still belonged to it(それはいまだにその部族に帰属していた).

 

常にこのように理解できるようになるためには、できるだけたくさんの英語の構文に触れ、様々な英文の組み立てや構成に慣れていくことが大事だと考えました。 英文を常にスピーディに理解するためには、何をおいても、英語特有の語句の並べ方、すなわち、構成に関して、できるだけ多くのパターンに自分自身を慣らす必要があると感じていたからです。

 

私が思いついた練習法は、最初は、そのままズバリ、「読解練習」でした。読解練習をするのは、「速読」を目指すうえでは、ごく普通のことなのですが、これが、最初、どうしても、「自己流」で読むので、思ったほど、理解スピードがあがっていかない、ことに気づきました。

 

速く読もうとすると、意味がとれないし、意味を取ろうとすると、速く読めなくなってしまうのです。これは、まさに、自分のTOEICTestの問題の解き方そのものであると思いましたね。

つまり、時間を意識すると考えが浅くなり、しっかり考えようとすると、時間がなくなってしまう、あの状態です。

 

そこで、考えついたのが、英作文の練習でした。 英作文練習というのは、考えてみると、中学・高校時代、受験勉強でもそれほど時間をかけて行った経験はありませんでした。 多分、今でも、学校では、あまり時間を割いて、英文を実際に一から書かせるような練習を学生にはやらせていないのではないでしょうか。

 

しかし、

この英作文の練習こそが、実は、英語の理解スピードを高めるのに、最も効果的なトレーニングだったのです。

 

英作文は、実際に英単語を並べてみなければ何も始まりません。また、うる覚えの構文などは、文を構成する上で使ってみようとしても、しょっちゅう間違えてしまったりします。 それでも辛抱して練習を継続させていくことで、次第に、英文における言葉の並べ方や構文の組み立てへの理解と慣れとが深まっていき、だんだんとスピーディに英文を完成させることができるようになっていきます。

 

実際、英作文練習を行いながら、英文の記事を読解してみると、英語の語順のまま、一回で英文を理解することができる割合が増えていっていることに気づきました。

 

車の構造に最も詳しい人達は、エンジニアではなく、実は、年中、車をばらしたり組み立てたりしているメカニック達であると言われています。 頭の中だけで考えている人と違って、実際に、部品を分解したり組み立てたりを年がら年中行っている人は、「理屈」抜きで機械の構造を一瞬で見抜く「技術」が養成されているんですね。

これは、英語も同じで、実際に、自分で単語を並べて英文を組み立てる練習を重ねていくうちに「理屈」や「理論」でなく、一瞬で英文のニュアンスを見抜けるような「技術」が養われていくようなのです。そして、この理屈抜きの「技術」こそが、英語を理解する際のスピードを生み出してくれるのですね。

 

私の場合、試験対策として、直前に行った模擬試験で、この英作文の取り組みのおかげで自分の中で格段に理解スピードがアップしたことを実感できました。

 

具体的には、リスニングセクションのパート3(会話問題)やパート4(説明文問題)、又は、リーディングセクションのパート7(読解問題)の問題文などが、リズム良く、理想的な短時間で読むことができるようになっていたのです。 そして、その結果、TOEICTest挑戦四回目にして、初めて、200問全てをしっかりと考えて解くことができ、なお、時間が5分も余る、ということを経験したのです。

 

その結果、TOEICTest挑戦四回目にして、初めて、200問全てをしっかりと考えて解くことができ、なお、時間が5分も余る、ということを経験したのです。