TOEICTest 900点突破のための集中力の作り方(1/3)
1.TOEICTestで高得点をとるのに必須のメンタルトレーニング術
さて、TOEICTest900点を目指して、毎日、英語学習に励んでいらっしゃることと思います。 ネイティブの音声を欠かさず電車の中で聞く、単語の暗記に励む、英字新聞を持ち運ぶ、英会話スクールに通う、教材を購入しそれに取り組む・・・etc。あなたの情熱と気合いがこちらまで伝わってくるかのようです。
しかし、ここで、ちょっとクールダウンして、もう一度、あなたの戦略を見つめ直してみましょう。 そして、その中で1つだけ、入念に確認していただきたいポイントがあるのです。
それは、あなたが、試験本番に臨む際に、向上させる能力の最優先事項として、「集中力」の存在を考慮に入れていらっしゃるか、ということです。
意外に軽視してしまっている人が多いのですが、「集中力」は大切です。
私は、試験における出来、不出来を決める最大のファクターは、集中力であると思っていますし、自分自身は、常にそれを最重要視して、TOEICの学習に取り組んできました。 この集中力が足りないと、試験本番中に、隣の人の咳やくしゃみの音が気になったり、いすを引く音、飛行機の音で思考がかき乱されたり、ひどい人になると、外の小鳥のさえずりさえもが、「妨害音」として自分の神経に障る、という例も聞いたことがあります。
また、集中力が足りないと、注意力が散漫になり、TOEICTestがひんぱんにセットする「引っ掛け問題」の罠に簡単につかまったりしてムダな失点を増やすことになりますし、読解問題の課題を読む速度自体も遅くなったりして、時間が足りない、という原因の元になります。
このように集中力が足りないせいで、TOEICTestで高得点をあげるうえでの様々な障害を呼び込むことになってしまい、結果として、本来の実力を発揮することができないという結果をもたらしてしまうことにもなるのです。
逆に、集中力をしっかりと高めて、本番試験に臨むと、前述したような「妨害音」が全く気にならないばかりか、おまけとして、問題文中に散りばめられた幾つものヒント(例えば、パート5の穴埋め問題の選択肢の単語の意味などが、パート7の課題長文中に暗示してあったりすること等)を着実にピックアップしていくことも可能になるのです。
どうですか、このような集中力の怖さ、大切さについて、あなたは認識されていましたか? そして、あなたがもし、大学生、または、大学卒業間もない方でない限り、1つ残念なことを言わなくてはなりません。 それは、あなたの、TOEICTest試験本番に望む際の集中力は、学生時代のご自分に比べると、相当に低下してしまっている可能性があるということです。
これは、ある意味仕方がないことかもしれません。 学生時代は、毎週のように何かの試験を受けているので、ごく自然に、試験本番に臨む集中力は養成されているのが当たり前なのですから。
ということで、ここでは、私達社会人がTOEICTestで900点を超えるために必要な「試験本番での集中力」を養成する方法をご紹介したいと思います。