TOEIC Test900点取得の勉強法

TOEIC900点取得の勉強法
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TOEICTest900突破のリーディングセクション攻略法 1/4

1.大量の英文を所定時間内でどう読むか?

"無茶だ!狂っている!"

私が始めてTOEICTestを受けた時に感じた、リーディングセクションへの感想です。

 

わずか75分という制限時間内で、100問という問題を解く。これだけでも正気の沙汰とは思えなかったのでに、それに加えて、あのパート7の長文読解問題の、出題長文の多いこと、多いこと。 このパートの長文の数は回によって違うみたいですけど、私が初めて受けたその回では、おそらく14あったように記憶しております。 読んでも、読んでも、なかなか中盤にさえ辿りつかないこのものすごい量!そのくせ、時間だけはチックタックとどんどん過ぎていき、気持ちばかりが焦っていきます。 そして、まだ、半分以上読んでいない長文を残した状態で試験官が「残り10分です」の声をかけました。

 

そして、思わず、冒頭のつぶやきが出ました。 これだけの量をこんなに短い時間に読まなくてはならないなんて、狂っている。絶対に無茶な話だ!!怒りすらこみ上げてきたのを今も忘れません。

 

結局、私は、最後の10問くらい(長文3~4つ分です)は全く読解する時間がなく、あわてて解答用紙のBの欄に一気にマークをして、それに気づいた隣のおじさんに笑われてしまいました。

900点突破までに受けた後2回のテストでも、ペース配分を考え、時間のかかるパート7を先にやってみたりしましたが、今度は、パート5と6の60問を解く時間が少なくなりすぎて、結局、時間が足りないという結末を迎えることになりました。

そこで、私は悟りました。「TOEICTestは速読力だな」と。

2.和訳してから理解すると時間が倍以上かかる?

私はまず、自分の読解がなぜそんなに時間がかかるのかを考えてみました。

アメリカまで留学してきて、リスニングには自信がなかったとはいえ、そこそこ、英文を読むことには慣れてきたつもりでいたのです。それが、このTOEICTestという試験を受けてみて、自分の読解スピードがまだまだ実戦レベルに到達していないことを思い知らされたのです。

 

そこで、あることに気づきました。 それは、英文を読む時に、"日本語を介して(訳して)"理解しているということでした。

日本語を介して理解することは、私達が高校時代などを通じて身につけた日本流の高等読解テクニックだと自負していました。

ところが、じっくりと分析してみると、英文を日本語を介して理解するという作業は、極めて非効率なものであることがわかったのです。

 

日本語介入式読解プロセスは、まず、英文に目を通し、語彙や構文などを吟味して、その英文の構造(組み立て)を把握します。

次に、個々の語彙の意味を日本語に置き換え(翻訳)ていき、最後に、その構造に即した形で、全体の意味をやはり日本語で把握しようとします。

 

このプロセスで英文を読むことの目的は、あたかも、自分の中で、そこに書かれている全情報を日本語に翻訳して理解することにあるかのようです。 そして、そこで、考えたのです。

 

この読解プロセスから「日本語の介入」を取り除くことができれば、読解速度も倍増するのではないのだろうか?

つまり言い換えれば、日本語を介入させて読んでいるからこそ、本来かかる時間の倍以上かけて英文を読むハメになっているのではないのか、

ということです。

 

しかし、それにしても、英文を日本語を介さずに読解することなどが可能なのでしょうか? 私は、その時、甚だ、それが、疑問でした。確かに、英文を読んで、構造と語彙を把握したら、自動的に意味がわかる、ということができるようになれば、読解速度は強烈に上がりそうではあります。

 

でも、日本語に訳さずに理解すると一口で言ってはみても、それは、具体的にはどんな状態になるのだろう?ということが、当時の私は、なかなか理解できませんでした。 そこで、私は、一旦、このことは頭からはずすことにしました。