TOEIC Test900点取得の勉強法

TOEIC900点取得の勉強法
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TOEIC(R)Testリスニングで9割正答するための練習方法(ディクテーション編)

あなたのディクテーション、聞き取った英語を書くだけでおわってませんか?!

あなたがもし、短期間でTOEICTestで900点をめざしたいのなら、リーディングよりもリスニングセクションでの高得点を目指すことをオススメします。

実際、リスニングセクションのほうが、スコア自体も伸ばしやすい"からくり"にもなっています。もちろん、TOEIC(R)Testのリスニングセクションで正解率90パーセントをめざすのなら、リスニング自体をある程度、「得意」な分野にしなくてはなりません。

 

では、どのような方法で取り組めば、短期間で、効率よく、自分のリスニング力を伸ばすことができるのでしょうか。

 

スピーディ、かつ、長く延々と話されるネイティブの英語は、最初の数センテンスまでは何とかついていけても、最後までついていって理解するのは、相当なスキルが必要になります。 ただ、映画などを観ていても、一般的に日常でネイティブによって話される英語というのは、一文や二文で終わってしまうような短いものであることのほうが稀ですよね。 ということは、

 

本当に実践的なリスニング力を養うということは、何分間も続く、幾つものセンテンスを連ねて話されるような長い英文を聞き取る力を養うこと

であると言えるのではないでしょうか。

 

この長く続く話を聞き取るリスニング力というのは、普段から聞き流し教材を使って、一文、二文の短い英文だけをヒアリングする練習だけをしていてもなかなか磨かれません。

 

長い英語を聞き取るためには、「話の筋」を見失うことなく、ヒアリングしていくための適切な練習が必要になります。

また、筋を追いながらも、各センテンスに含まれる細かい情報やニュアンスも同時に把握できなければいけません。

 

私のスクールでは、そのための練習法の1つとして、

ディクテーションという練習法

を取り入れています。

あなたもきっとご存知かもしれませんが、これは、ネイティブの話の内容を聞き取って、一文一句違わずに、「書き取る」という、ある意味、「古典的」な練習法であります。 しかし、この古典的な練習が、適切に取り組めば、相当に、役に立つことが、当方の受講生を通じてわかってきたのです。

 

それでは、これから、ディクテーション練習の適切な取り組み方をご紹介しましょう。

1.受身で聞いていては効果は半減!?

うちのスクールの英会話クラスでも、時々、ネイティブ講師はディクテーシ ョンを行っています。大体、英字新聞の1~2パラグラフ程度の長さの文章を、生徒に対して、5~6回まわりほど、最初から最後まで同じ速度で繰り返し読んでいきます。

 

この時、ディクテーションに慣れていない生徒さんは、5回まわり聞いても、全体の五分の一程度も文を書き取れていません。

それに対して、慣れて、要領を得ている人は、最初の一回まわりの時点で、全体の五分の一程度の英語を書き取れています。

この(ディクテーションに慣れていない生徒さんと要領を得ている人の差の)違いはどこにあるのでしょう?

 

それは、一言で言えば、「内容を受身で聞くのか」どうかの違いと言えます 。 ディクテーションの得意な人というのは、最初の一回り目のヒアリングの際には、全体の話の筋だけを取るように聞きます。 そして、まず、大体、どのような人物が出てきて、どんな問題(目的)について、どのような結果(結論)が述べられているのか、という大まかな「話の筋」だけをノートに書き取ります。

その後、2回、3回とヒアリングを重ねる毎に、少しづつ細部に向かって、各センテンスの詳細情報を書き取っていくのですが、この際にも、やみくもに書いていくわけではありません。

 

つまり、

各センテンスの主語と動詞(時制)、目的語、などの重要な構成要素となる語から順番に書き取っていき、修飾語となるような語句は、どんどんと後回しにしていくのです。

 

このように、ある意味で、文の情報に優先順位をつけて、その順位の高いものから順番に情報をノートに書き取っていくことができるのが、ディクテーションに慣れている人と言えます。 そして、ディクテーションに長けてくる人が持つ、この優先順位に従った"メリハリ"をつけた聞き方こそが、実は、実践の場で本当に役に立つ、理想的なディクテーションの練習法であるのです。

2.能動的に文を組み立てる要領で聞くのがポイント!

このディクテーション練習を続けていくうちに、英語を聞く際に単に「受身」にその内容を聞いていく、というやり方では効率良くディクテーションが進まないということを体感していくことができます。

 

そうして、常に、文の主語とか動詞、目的語などのような、いわゆる文の組み立て上、重要であると思われる語句により高い注意を払いながら、聞くことができるようになっていくのです。

 

日本語でなら、私達は、無意識のうちにそのようにして聞いていますね。 つまり、文の、「何が、どうして、どうなった」みたいな、5W1H的な組み立てを、常に意識して、情報を整理していくような習慣がついています。

 

英語を聞く時も同様な取り組みが効果的なのです。 すわなち、英文の組み立ての特徴である、{(主語+動詞+4W1H(what, who, when, where, how))という成り立ちを活用して、聞き取った語句をこの組み立てに当てはめていくようにしながら、頭を整理できていけば、スムーズに理解できるようになるはずなのです。

 

そのためには、相手の話す英語の語句に、優先順位をつけて、どの語句が文の組み立て上大切で、どの語句がそうでないのかを、常に意識してリスニングをするような、そんなディクテーション練習が理想です。

そして、その練習こそ、効果を生み出すディクテーションです。

英文を自ら組み立てるように、つまり、即興英作文でもするかのような心構えで、ディクテーションを行ってみる、

この方法に是非、チャレンジしてみてください。