TOEICTest 900点。私はこうして超えた(2/6)
2.TOEICTestの苦手ポイントを把握する!
目標をTOEICTest900一本に絞って学習を開始して2ヵ月後に私は早速、1回目の受験をしてみました。
しかし、残念ながら、結果は、商社就職を勝ち得た彼のようには簡単には行きませんでした。彼と同じようにアメリカに留学したにもかかわらず、私のスコアは700点台の中盤という目標とする900点からは程遠い結果しか得られなかったのです。
納得のいかない私は、翌月も続けて受験してみました。
結果は、少々上がったとはいえ、800点にもまだ手が届きませんでした。 そして、その2ヵ月後にもう一度、チャレンジしてみました。でも、やはり、結果は、前回よりわずかプラス5点ということで、なかなか900点への切符は手に入れられそうにありませんでした。
このままでは、なかなか大幅な得点アップが起こりそうになかったので、私はいったん、受験を打ち切ることにしました。
そして、それから半年間を対策期間に充て、少々、戦略的に臨むことに決めたのです。 大学受験もそうでしたが、私は、難関試験に臨む際に、
「どうしたら最小限の努力で最大限の効果を挙げることができるのか」
という"戦略"を立てることに非常に興味があり、また、得意でもありました。 また、自分の性格上、"長期"にわたる計画を実行することが苦手であることも自覚していたので、"短期決戦"の半年間という目標で臨むのが良いだろうと判断したのです。
これから、私がその時、どのような戦略を立て、そして、実際にいかにして、その後の半年間でTOEICTest900点を突破して行ったのかを、順を追ってご紹介していくことにしましょう。
3.情熱と共に"毎日"英語に取り組む!
まず、真っ先に私が取った行動は、"成功者"の話になるべく多く目を通すということでした。
書籍や教材に掲載されている「TOEICTest900保持者の声」のようなものを片っ端から読み、また、実際にスクールにも足を運び、コース説明会などで講師やカウンセラー達に質問をしたりして、相当に研究をしました。そして、彼ら成功者に共通する点、そして、彼らと自分との顕著な違いというものを把握しようとしてみたのです。使った教材や学習法、及び、性格などは各人各様であり、また、一日の学習時間なども個人差があって一概にはまとめられない感がありましたが、一点だけ、はっきりとした共通点が見つかりました。
それは、ほぼ全員の成功者が、900点を突破するにあたり、ある一定の期間、ほぼ毎日、英語学習を継続していたということでした。
私はすでに三度のTOEIC受験経験があり、また、在米中はTOEFLも受験していましたが、彼らと大きく違ったいた点は、この"毎日継続して学習する"という取り組み姿勢であるとこの時、はっきりとわかりました。
毎日継続して学習することの重要性を知らなかったというわけではありません。それまでにもNHKのラジオ英会話を中心に何度も毎日の継続にチャレンジしようと思い立ったことがありました。
しかし、ちょっと仕事が忙しかったり、飲み会やデートなどで夜の帰宅が遅れたりして、あっさりと継続は中断されるのが常でした。
そこで、私は成功者達がどのように毎日の継続を行い得たのか、ということにも目を向けてみました。
すると、これまた、各人各様に、それぞれ自分の性格に合ったさまざまな工夫を凝らしていることがわかってきたのです。 その中の数例は、お世辞にも勤勉とは言えない私にとって、非常に大きなヒントになるものでした。
それらをまとめてみますと大体2点に集約することができました。