TOEICTest 900対策!英単語の覚え方(Page3/3)
4.英単語の発音がわからなければ、リスニングはできない!
さて、最後に、「(ランダムイメージ連鎖式記憶法+その語を含むセンテンス)に基づくノートの作り方はわかったけど、それを効果的に覚る方法こそ知りたい」という人のためにベストな方法をご紹介しましょう。
それは、「音読」です。
「な~んだ、結局、それなのか」と落胆している人。そうなんです。残念ながら、「声に出して覚えること」を超えるベターな方法はないんです。 中には「私は書いて覚える方が向いている」という人もいるかもしれません。確かに、「何度も書く」ことによって覚えるというやり方は、「記憶の定着」ということに対してはかなりの効力を発揮することは間違いないと思います。 ただ、それだけですと、リスニングセクションで聞いた時に認識しなければならない場合には、十分ではないといわざるを得ません。 というのは、リスニングというのは、ネイティブから発せられた「発音」を耳が「英語」の語句に変換し、そのうえで、脳に入ってその「意味」が認識される、というようなプロセスだと思うんです。
よって、単語も記憶の段階で、「正確な発音」と共に記憶しなければ、リスニングをする際に、ネイティブが発したある発音が、それに対応する「単語」であることを、認識できないことになってしまいますよね。
これでは、せっかく手間ひまかけて作成した「英単語帳」が何の役にも立たないということになりかねません。そこで、私は、覚えたい単語は、ノートを作成する時に、必ず、正確な発音も併せてチェックしておくことが大切であると思うのです。 幸いにして、今は、世の中には、非常に便利な「電子辞書」なるものが出回っています。 この電子辞書、優れたモノになると、収録語数のほとんどに非常にクリアーなネイティブの「発音再生機能」がついていますし、また、同意語、類義語、反意語、成句辞典などが付録機能として収録されていることも当たり前になっています。
実際に私も電子辞書を使っています。その中でもお薦めなのが、
という電子辞書です。
私がこれを重宝している理由は、全ての英単語・英文の音声が録音されていたことです。一部例文をネイティブの音声で聞く機能はこれまでもありましたが、収録する全て英文・単語を発音するのは、これが初めてではないでしょうか。 調べて見たところ、どうやらこの電子辞書、インターネットサイトの英語サイトから文章を機器に取り込み、読み上げさせることも可能(日経流通新聞より)とのことでした。
但し、現在、この電子辞書は、在庫がないため、当校ではより進化した電子辞書の
を使ってもらっています。
このような便利な物を活用しない手はありませんね。
そして、正しい発音を確認したらそれを"体"に覚え込ませるために、声を出して音読あるのみなのです。
ただ、どうしても一人で行う音読は好きではない、という人はちょっと工夫をしてみましょう。 例えば、もし、ネイティブの友人や英会話講師がいるのなら、彼らに対して、覚えた単語を何度も使ってみることで、いわば、「対人式音読練習」を行うことができますよね。 また、そういうネイティブの活用できる環境にいない、という人も、自分の友達とか家族の人などに対して、「ちょっと聞いていて」と、覚えている単語を音読してみせればいいのです。
以上が、私自身が辿り着いた、現時点で最も効果的な英単語の覚え方です。
最後に、最近、本屋で、偶然、私自身のこのやり方に非常に近いやり方を紹介している本を見つけ、驚きましたので、それをご紹介しておきますね。英単語帳を作る時間のない方は、この本で充分だと思います。
是非、「ランダムイメージ連鎖式英単語帳+電子辞書+音読」という方法で使える英単語をモノにしましょう。
そして、TOEICTest900を突破する英単語力をつけてください。