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アメリカ留学体験記(3/5)

3.英語力が伸びたキッカケは、何と交通事故!

英語力が伸びたキッカケは、何と交通事故!

アメリカへ渡り7ヶ月が経っても、私の英語苦戦物語はまだまだ続きます。

 

カンザスの語学学校で丁度3ターム過ごした後で友人の勧めもあり、ケンタッキー州のレキシントンにある学校に移ったんですね。

 

そしたら、そこでさらにシリアスな事態に遭遇してしまったんですよ。 なんと、交通事故です。

 

レキシントンへ移って、学校とアパートの手続きを終えた直後に友人の買ったばかりの新車で買い物に出かけた矢先の出来事でした。

相手はボロボロの巨大クライスラーに乗った16歳のくせに髭もじゃらのとっちゃん坊やで、友人の新車を私もろともスクラップ寸前にする勢いで、ブレーキを踏むこともなく後ろから激しく追突してきたのには驚きましたね。

 

幸いにして、私の体は大したダメージを受けずに済んだのですが、その事故から後1ヶ月間はまさに「地獄」の日々でした。 なんせ、車の所有者である友人は私以上に英語が下手だったので、自動車保険の請求から加害者(?)の少年の保険会社に対しての代車の交渉、警察の交通事故課へ行っての事故調査書の発行請求などに至るまで全て、まともな日常会話もままならぬ私の英語で行わなくてはならず、それはそれは気の遠くなるような毎日が続きましたね。

 

この一ヶ月間は、毎日、最低でも数時間は、アメリカ人の保険会社のエージェント、自動車修理工、警察官達相手に、辞書片手に必死の思いでコミュニケーションを取らなくてはならなかったわけですよ。 我ながらよく全て処理できたなって思いますよ。

 

あのひどい英語力でね。

 

多分、現在の英語力が当時あれば、3日で全ての処理が終わっていたでしょうね。この事故を境に、少しだけ私は自分の英語に自信を持ったような気がしますね。本当に少しだけですが。

 

でも、私は結局、この事故の処理に追われたせいで、出席日数が不足し学校も追われる羽目になってしまったわけですが。レキシントンという町は事故などはあったものの気に入っていたのでかなり残念でしたね。 こうして、レキシントンを離れなくてはならなくなった私は、今度はコロラド州のデンバーに移りました。まさに放浪の旅ですね。 といっても、ほんとうはそんなかっこのいいものではなく、単に学校を追い出されて、仕方なく動いただけの話ですけど。 ただ、レキシントンでの交通事故の一件以来、英語のリスニングとスピーキングには多少ばかり自信を持ち始めていたのも事実ですね。

 

「災い転じて福となす」とはまさにこのこと、デンバーに移ってから受験したTOEFLもついに念願の530点を突破できましてね。 それにより、渡米後1年を経てようやく地元の大学に入学を果たすことになるんですから。

 

でも、この自信が「単なるうぬほれ」であるということに気づくまでにはそれほど時間もかかりませんでした・・・。