社会人のためのTOEICTestで900点を突破する教材の選び方(Page2/2)
3.疑問点をすぐに解決できるシステムのモノを選ぶ!
コンピュータや電子機器のマニュアルが最近どんどん薄っぺらくなっていっていると、よく言われます。 これは、ユーザーがトラブルに直面したり、疑問点を抱いたりする時、かつてなら、受験参考書も顔負けの分厚いマニュアルとにらめっこをしながら、何時間も時間をかけて対処していましたが、今では、電話やメールによるユーザーサポートが常識化してきていることを示しているものと思います。
誰しも、面倒臭いマニュアルを読むよりは、電話やメールでささっと疑問点を解決する方がいいに決まってますよね。 これと、基本的は同じで、忙しい人にとっての教材は、疑問点にぶつかった時に、いちいち手間をかけて、"ながながだらだら"と書かれた説明を探さないと解決しないようなモノは避けるべきですよね。 こういう手間が重なると、学習意欲そのものにも悪影響が生じるものなのです。
そこでこの点に関しては、以下の2点の要素を満たしているモノをお勧めします。
1.疑問点に対しての質問応答や添削指導のサービスがついているモノ
2.それらのサービスが迅速に行われるモノ(メールやファックスなどで)
ですから、この点も教材を選ぶ際には、重要な点になってきます。
4.極端に短い学習時間、期間での上達を謳うモノは避ける!
忙しい毎日を送る私達は、ついつい、"1日5分、一週間でOK"みたいなキャッチフレーズにつられて教材を買ってしまいがちですよね。
私自身も、実は、そのような"魔法"のような教材を過去、いくつも購入した経験があります。そして、結果はどうだったかと言えば、もちろん、"期待はずれ"でした。
考えてみれば、大学受験のために、私達は普通、中高6年間をかけて英語を学び、それでもなかなか満足の行く得点を挙げることができなかったのではありませんか。まして、このTOEICTestという試験は、そんな入試レベルをはるかに上回るレベルのいわば英語の"総合力試験"とも言えるものなのに、そんなにわずかな努力だけで上手く行くはずがありませんよね。
ですから、教材を選ぶ際には、自分の中にくすぶる「ラクをして伸ばしたい」という欲求に"魂を売らない"ことが肝心です。
かと言って、一年以上もかけないと終了しない、というような教材も、それはそれで長すぎて、また、問題ですけど・・・・。
5.非常識に高い、又は、安い値段のモノは避ける!
ビジネス用語で、"費用対効果"という言葉がありますが、伸ばしたい能力に、あなたはいったい、いくら費用をかけることができるのか、という点をまずは考えてみましょう。 そのうえで、書店へ行ったり、インターネットを見たり、スクールを訪ねていったりして、実際の教材やコースの価格をチェックし、世の中の"相場"というものを確認します。
そうすると、あなたが今、購入しようか迷っている教材の価格が"適正"であるか否かが、自ずと見えてきます。 この際に、もし値段の高すぎるモノを購入してしまうと、それがシリーズ教材だったりとすると、結局、経済的に苦しくなって、継続できなくなってしまう原因になります。
ここで重要なのは、あなたが決めた"予算"と、その教材が謳う"効果"を照らし合わせて考えることであり、教材に含まれる機器や書物等の量に目をとらわれないようにしなくてはならない点です。
あなたが、どの能力を、どのレベルまで伸ばしたいのか、をはっきり定めたら、自分が興味を持っている教材を他の教材と比較したりしながら、「同じ程度の効果を謳っているのなら、AよりもBのほうが安いな」というようにして価格をチェックしていくのです。
但し、極端に値段が安いモノも考え物です。 「安物買いの銭失い」ということわざもあるように、あまりに安いモノは、その内容がひょっとすると信用できないかもしれないですし、また、「どうせ安いからいいさ」と言って、学習をしなくなってしまう原因にもなりかねないからです。
ですから、教材の価格を判断される場合には、ご自分の目で"費用対効果"の基準をしっかりと確立されることが肝心だと思うのです。
最後に、これはある意味では一番大切なことかもしれませんが、あまり、アレもコレもとたくさんの教材を買いすぎないことです。
なかなかスコアが伸びないという人の多くは、自分が決めたモノを最後までしっかりやりきるという経験がどうやら少ないようです。